立ち上がりからボールを支配したのは横浜FM。迎えた開始6分、左サイドの山瀬がマイナス方向に折り返したボールに対して、中村が左足を一閃。ボールはわずかに左へそれたが、この一撃が湘南に与えた影響は大きい。「最初から引いて受け身になっていた」(村松)。ポゼッション上手の相手に対して、ラインをズルズル下げては、湘南が好き放題やられてしまうのも当然だろう。
両チームの監督は、試合後会見で二人とも「セカンドボールを拾うこと」と「セットプレー」をこの試合のポイントに挙げた。
前節同様、激しいプレッシャーとサイド攻撃で攻める大宮がペースを握って試合が始まった。しかし、ラファエルの欠場で前線での収まりを欠く大宮の攻撃に、仙台守備陣も次第に対処していった。
前線に高さのある選手がいない東京Vにとって、空中戦にメリットはない。ショートパスをつなぎ、ドリブルを織り交ぜた攻撃で徹底した地上戦を挑んでくるはずだ――高木監督がそう考えていると見越していた川勝監督は、その裏をかく作戦に出ている。
「決して下を向く必要はない」(槙野)。ACL・山東戦とJ開幕戦の清水戦は、勝利こそできなかったが、悲観する内容ではなかった。セットプレーによって勝ち点を落としてしまっただけ、である。「こういった結果に終わるのもまたサッカーだ」(ペトロヴィッチ監督)。しかし、この問題は、サッカーというゲームではなく、サッカーという勝負においては、極めて重要なポイントであることも事実。初戦を落とした両チームが生き残りをかけるデスマッチとなる今節・浦項戦は、ゲームより勝負の一戦となることは必至だ。セットプレーは「一人ひとりが責任を持てば防げる問題」(森崎和)でもあり、3度続けて同じ過ちを犯すことだけは避けたい。
誰もが一度は憧れる海外リーグ。遠くは南米、ヨーロッパから近くはアジアまで、近年の日本では海を渡るプレーヤーが当たり前となった。しかし、今年は例年になくそんな選手たちの“帰国ラッシュ”が続いた。プロ生活の大半を海外で過ごした選手から、数年間プレーした選手までがJリーグに舞い戻り、新たな姿を披露している。そうした選手にスポットを当てる短期連載の第1回は、昨年、日本の永遠のライバル韓国で1年間プレーし、今季水戸に加入した大橋に話を聞いた。










