

…そこへすかさず走り込んでいたのは岡崎。清水が幸先良くゴールを奪った。この1点で勢いを得た清水は、その後も積極的に横浜FMゴールに迫る。対する横浜FMは、頼みの中村が27分に接触プレーの中で足を痛め、交代を余儀なくされてしまう…

逆転昇格へ。まずは水戸戦に全力
残り15試合の時点でJ1昇格圏との勝ち点差は16。一般的に考えれば状況は極めて厳しいが、札幌イレブンはミラクルを起こすべく目の前の一戦一戦に全力を注ぐ構えだ。「ここでラッキーボーイ的な選手が登場すれば、風向きは大きく変わるかもしれない」と西嶋。「僕らが昇格した07年はずっと首位にいて、追われる立場の苦しさは嫌というほど知っている。上位チームもかなり苦しいはず」とも続ける…
終盤戦、問われる地力。“高崎頼み”からの脱却を
7月から9勝2分1敗という好成績を挙げ、5位につける水戸。今、最も勢いのあるチームと言っていいだろう。チームの好調を支えているのは堅守速攻だ。しっかり守備を固めてから高崎と荒田の2トップの力を生かしてのカウンター狙いが必勝パターンとなっており、前々節にはまさにその形で首位のC大阪を撃破して見せた…

ゲーム運びが不安定。改善と進歩を求む
第2クールにおいて学習能力の欠如が見受けられるC大阪。サイドからのクロスでやすやすと失点する毎回の光景以外にも、状況に応じたサッカーの未成熟ぶりが目立つ。前節・岐阜戦も、雨でピッチに水たまりができる悪コンディションの中、「自分たちのサッカーにこだわり過ぎ」(江添)て敗戦。「コンディションに合わせてシンプルにやってきた」(乾)岐阜の勢いに後手を踏んだ。

攻撃に自信。あとは決定力あるのみ
前節の鳥栖戦は、札幌がほぼ一方的な形で試合を進めながらも、僅かなスキを生んでしまい逆転負け。連続無敗試合も13でストップし、あまりにもショックな結果となってしまった。
攻撃の柱であるクライトンがブラジルに帰国中で、さらにダニルソンも出場停止。昇格圏内との勝ち点差も広がってしまった…
チーム初の3連勝へ。3度目の正直
前節の栃木戦の勝利によって、勝利数、勝ち点ともに早くも昨シーズンを上回った徳島。順位も5位に浮上。“上位戦線に殴り込みをかける”と言うには心もとない戦いぶりが続くが、チームの基盤を固めた第1クールを経て、第2クールにかけて着実に“結果を残せる”チームに変貌を遂げつつある…
連動した守備を90分間持続できるか
2試合連続5失点。水戸はリーグワースト2位の27失点を喫し、6位につけながらも得失点差がマイナスに落ち込んでしまった。
一歩先のスタイルへ
前節の勝利(岐阜戦、3-0)で連続不敗は9試合へと伸びた。課題だった守備も、無失点で勝利を飾ったことで「自信につながる」(西嶋)。

前節、水戸を抑え込んで初勝利を挙げた横浜FC。「これだけ勝てないと恐怖だった」と戸川が言うように、チームとして新しい戦い方へトライしながら結果が出ずに苦しんでいたが、樋口監督のもと、粘り強く戦ってきた結果、ようやく実を結んだ。それも後半ロスタイムに流れのなかからFWが得点を奪取するという劇的な勝ち方。開幕戦から7戦フル出場ながら結果を残せずに先発落ちしていた難波が決めたことで、チームの士気が向上した…

リアリスト湘南が4連勝。札幌の理想を打ち崩す
「疲れた試合で、肩が凝った」。敵地で勝ち点3を積み、4連勝で順位も2位まで上げた反町監督は試合後の会見で開口一番、このように語った。それはそうだろう。立ち上がりから札幌のハードプレスに手を焼き、守っては右サイドを相手の西、西嶋、左サイドは藤田、芳賀に何度も突破を許し、両サイドを完全に制圧された…

内容優先の札幌。「まだあまり結果は気にならない」
相手の湘南が開幕3連勝なのに対し、札幌は1勝2敗という立ち上がり。ほかにも仙台ら上位6チームが無敗で進めているが、石崎監督からは不安やあせりは一切感じられない。それはもちろん全51試合の長丁場であることも理由の一つだが、最大の要因は札幌がまだチーム作りの立ち上がりにあるからだろう…
3連勝中も完勝はなし。備わる勝負強さ
開幕からの3連勝という結果を見れば、湘南は最高のスタートを切ったと言えるだろう。しかし、内容を見ると、完勝と言えるものは一つもない。この3試合すべてを通じて言えることは立ち上がりの悪さだ。ゲームの入り方がバタバタしている。ただ、今季から新監督を迎え、システムも変わり、サッカーのやり方も変わっただけに、慣れるまで時間を要するのも当然だろう…

ハマり出した3トップ。カギは決定力
開幕2試合をアウェイで過ごした甲府は、第3節にしてようやく“聖地”小瀬での試合となる。迎える相手は札幌。「現時点での自分たちの力が分かる相手」と森田が位置付けているように、昨季7位に終わった甲府にとっては、まさに新戦力を加えたチーム力をはかる一戦である…


