
先制点を奪えれば、試合を優位に運ぶことができる――。開始わずか5分、千葉が最初のチャンスで工藤が先制点を奪った後、選手やサポーターは「今日は大丈夫」と胸をなでおろしたに違いない…

千葉のハイプレス奏功。完璧な試合運び
大分にとっては目論見が外れた形だろう。大分は結果として敗れたものの、第18節・甲府戦の前半、アンカーを置く[4-3-3]システムで戦ってきた相手に対し、両サイドハーフが中に絞ってアンカーを破壊し、優位にゲームを進めていた。この日の千葉も同じ[4-3-3]だったが、工藤が状況を把握し、佐藤勇とダブルボランチを形成する。アンカー破壊を阻止し、縦パスを入れさせなかったことで大分は横パスが増え、ボールは持てどもゴールには直結しない。前節までの千葉の悪癖が乗り移ったような展開に終始した…
ともに1984年生まれでクラブの下部組織育ち。
いまやクラブの中心選手にまで成長した大谷と工藤は中学時代から“ダービー”で対戦してきた積年のライバルだ。
今季、主将としてリーグ戦で初めて対戦する二人は、どんな思いで25日の一戦に臨むのか。
中学時代の出会いから、お互いの印象、そしてダービーに向けて熱く語ってもらった。

上位決戦、壮絶なるドロー
…2点という大きなビハインドを背負った千葉に、これでようやく攻撃のスイッチが入った。後半途中からトップ下に入っていた倉田が、瀕死の千葉を生き返らせたのだ…

試合は53分の青木孝の投入を機に完全に傾いた。それまでもボールを保持されていた東京Vだが、センターに構えるネットにボールが入らなければピンチにはならずに済んでいた…
千葉にとっては連戦になる。それは栃木が前節、試合を行っていないという意味合いではない。栃木と岐阜のスタイルが酷似している、同じタイプの敵との連戦という意味だ。しかし、栃木のほうが岐阜よりもチームとしての成熟度は間違いなく上だ。岐阜戦では相手の拙攻に助けられた面が多いだけに、同じ水準で臨んでしまえば苦戦は免れない。

良い意味での“J2ナイズ”。進化する千葉が4得点の完勝
…千葉はこれまでとは少し違った試合の入り方を見せた。ボールにプレスをかける横浜FCに対し「奪われるくらいなら蹴る」(山口)ことを千葉は選択する。しかし、これも決してネガティブなものではない…
「まずは“1冠”!」。スタンドの熱気がピッチにも伝わったのか、“ちばぎんカップ”をめぐるバトルは沸騰した。4分に柏の澤が先制点を奪えば、36分にはアレックスが古巣・柏に得点を叩き込む。後半はともに無得点。試合はPK戦にもつれ込んだが、柏5人目フランサのキックをGK岡本がストップ。最後は巻が決めて、千葉が2年ぶりにちばぎんカップを奪還した。

活発な議論、前向きな話し合い。戻って来た“自発性”
1年でのJ1復帰を至上命令とする千葉。1次キャンプとなる石垣島でのトレーニングは4日目を迎え、ペースが上がってきている。「この時期なのでフィジカルという部分はテーマ」(江尻監督)、「かなりハードできつい」(山口)。連日の2部練習はボールを使った形式のものでも、攻守の切り替えもまたテーマであるだけに運動量を要する…





