鹿島にとってはほぼ1カ月ぶりの勝ち星も、笑みをこぼす選手が誰ひとりいない笑顔なき勝利となった。


内容で圧倒の鹿島。次につながる勝ち点1
好調とは言い難いライバル同士の対決は、勝ち点1を分け合い、悔しさを噛み締める結果となった。
浦和にすれば勝ったと思えた試合だろう。57分にサヌが献上したPKを山岸がセーブ。直後の小笠原のミドルシュートも山岸が弾き出し「あそこでゴールが決まっていたら、厳しい状態になっていた」とフォルカー・フィンケ監督が振り返った場面をしのぐ。そして、80分にポンテの目が覚めるようなミドルシュートで先制。あと10分あまりを耐えれば4月以来の連勝が、目前まで迫っていた。しかし…


期待に違わぬ熱戦。川崎F、10人の勇戦も及ばず
…昨季の等々力での対戦時(第16節・1-1)、鹿島は内田が退場した後も2トップをそのまま残し、結果的にドローに持ち込んだ。高畠監督は、そのことを忘れていなかったのかもしれない。ディフェンスのときには4バックと中盤の3枚でブロックを作り、前線は2トップをそのまま残して起点とした。これに鹿島は苦しみ、カウンターでチャンスを作られてしまう…


取り戻した王者の威厳
…試合が始まった直後から全員が連動して積極的にプレスに行く鹿島。ボールを奪ってはシンプルに相手最終ラインの裏に蹴り、快足2トップを走らせる。ここ数試合、影を潜めていた機敏な動きが、マルキーニョスとともに戻ってきた。対する横浜FMは、攻めの姿勢の[4-3-3]。しかし、公式記録に残された20本というシュート数とは裏腹に、鹿島の守備を攻略できないまま90分を終えることとなった…







