
新潟の黒崎監督は試合後「いろいろなことで注目されていた試合の中で勝利することができて非常にうれしく思っています」と語った。大宮の鈴木監督とは昨季まで3年間ともに戦ってきた仲間。それだけに試合前には「勝ちにこだわりたい」(黒崎監督)と話し、その言葉にはいつになく気持ちが込められていた…

“エスパルス急行”もストップ
「自分たちのサッカーをやろう、どれだけできるかチャレンジしよう」(黒崎監督)とこの一戦に臨んだ新潟は、立ち上がりから積極的にしかける。19分、マルシオ・リシャルデスの右CKを「狙ったとおりにニアに入った」という西が頭で合わせて先制に成功…

「前半戦が終わって3位。いい順位につけていると思う」(北野)。新潟は開幕戦を白星で飾ると、そのまま勢いに乗って前半戦を駆け抜けた。中断期間をはさんで、リーグ再開後も3勝1分と好調をキープしている。ただ、そのなかでもリーグ後半戦に向けていくつかの課題が見えている。
一つ目の課題は、リードした状況での終盤の試合運びだろう。第6節・広島戦、第8節・千葉戦、第10節・磐田戦、そして前節・川崎F戦は試合終盤や後半ロスタイムに同点に追い付かれてのドローに終わり、白星を逃している。「川崎F戦のあとに選手で話をした。今季は攻撃陣が得点してくれているので、その後の試合の展開に関して、チームの意思統一をもっと強めていかなければいけない」(中野)と選手たちは課題解決に向けて自発的に動いている…

いよいよベストメンバーがそろうかと期待された中断明けのG大阪だが、それはまだしばらく先のことになりそうだ…西野監督も、「ここまで良い形で準備はしてきたけれど、最終的にメンバーがそろっていない。ハシ(橋本)、ヤット(遠藤)、ミョウ(明神)がいないなかでどうボランチを組んだらいいのか。心臓部分がいないとなれば、どうしてもバランスを欠くことになる」と不安を募らせている…

「広島との試合がああいった点の取り合いになることは、ある程度覚悟していました。ただ、あの試合は前半終了時点で2点リードしていたし、勝たなくてはいけない試合だったと思います。4点目を取ることができれば逃げ切れるかなと考えていて、決定機もあったのですが、うまくいきませんでしたね」

焦点は2トップ。“ベスト”で臨めるか
J1を戦い抜くにはあまりにも戦力が心許ないことを実感させ、今後への不安を感じさせる5月の2試合だった。古橋欠場で迎えた第9節・柏戦では、長谷川に的を絞られて起点を作れずに0-0。1-3と敗れた前節・神戸戦では長谷川も欠場。ここまでチームをけん引してきた2トップ不在では、前線での起点作りやシュートまでの攻撃の質が著しく低下することを露呈した…
リシャルデス復帰。堅守・山形を粉砕せよ
前節・磐田戦もリードを守り切れず、3-3の引き分けと3試合連続ホームで勝ち切れなかった。第9節・浦和戦に続く後半ロスタイムの失点――。鈴木監督は試合後に「試合状況、得点差、時間帯などを(把握したプレーを)学んでいかないと勝ち切れるチームにはならない」と課題を挙げている…









