“明るい”。今週の大分の練習からはそんな雰囲気が見て取れる。リーグ戦ここ4試合で1勝3敗と結果だけ見れば明らかにペースダウンしている大分だが、そんな状況もこのチームにとってはあまり関係のないことなのかもしれない…
■DF 4 深谷 友基(大分)
J1初タイトルまであと一つ。03年のJ1昇格後、ついに“九州の雄”が初戴冠に王手をかけた。今季こそナビスコカップファイナリストになり、リーグ戦でも上位につけるなど(第30節終了時点・4位)、躍進は目覚ましいが、昨季は残留争いを繰り広げるなど、大分の歴史には“苦闘”という言葉がつきものだった。05年の大分入団以降、生え抜きとしてクラブの酸いも甘いも知る深谷が、J1初タイトルに懸ける決意を語った…
――緊張はありますか?
「いや、それよりも楽しみのほうが大きいですね。優勝できれば本当に全国の人にもトリニータをアピールすることができるし、もっと大分でもトリニータを見たいという人も増えるだろうし、それでスタジアムに来る人が増えればと思います。それによって、大分県自体が活性化できれば良いですね。そのためにも、絶対優勝カップを大分に持ち帰りたいですね」
――大分だけでなく、九州のクラブが優勝したことはないんですよ。
「そうなんですか。それじゃあ、なおさら負けられないですね(笑)。大分と言わず、九州に(優勝カップを)持ち帰ります」
[J1]清水 vs G大阪、神戸 vs 大分
ナビスコカップ決勝を控える清水と、ACL決勝進出を決めたG大阪。好調の両者が激しくぶつかり合ったこの試合は、ナビスコカップ準決勝同様に迫力ある攻撃を展開した清水がG大阪を下した。2分にCKからルーカス、4分にはFKに青山が合わせるなど、開始早々から……

★大分(3位) vs 川崎F(5位)
リーグ1位の堅守を誇る大分を、リーグ2位の得点力を持つ川崎Fがいかに崩すか。高畠監督は特別な対策は立てていないと言う。「自分たちの形を続けるというのが大事」だとして、[3-5-2]の相手を想定したフォーメーション練習はしたものの、5-2と大勝した前節・柏戦から大きな修正は行わなかった。
もっとも柏戦は開始20秒で先制点を奪い、主導権を握ったことが勝利につながった。また「崩した得点がなかった」(高畠監督)と、狙いどおりではなかった部分もある。大分との試合では得点を奪うのにもっと苦労すると考えるのが当然だろう。第6節・アウェイゲームの際には15分で相手が一人退場し、数的優位に立ったにもかかわらず、崩せないまま0-0で引き分けている…
[J1]横浜FM vs 大分
まさに我慢比べだった。リーグ最少失点を誇る大分と大崩れしない守備を基調とする横浜FMの対戦がロースコア決着になることは大方の予想通り。拮抗した展開でのセットプレー決着も順当だ。決勝点となるFKを決めたのは横浜FMの背番号14だったが、大分は……
勝負ありかと思われた展開だが、ドラマはロスタイムに起きた。反撃に出た札幌が西のミドルシュートで同点に追い付く執念を見せたのだ。しかしロスタイムの表示は4分。残りワンプレーで大分が奇跡を演出する。CKからこぼれ球に…








