
問題を理解することで、リスクは最小限に抑えられる
J1初のみちのくダービーを迎えるにあたり、山形に不安要素はいくらでもあった。直近のナビスコカップ・磐田戦で0-5と大敗した[4-3-3]の新システムはいまだ発展途上で、磐田同様、仙台にロングボールから裏に走られた場合に、あらがい切れるのかどうか。さらに西河の負傷もあり、最終ラインには新加入したばかりの前田が入ることになり、周囲との連係にも時間が必要だった。小林監督も「昨日(16日)、随分苦しんだ。システムを戻したほうがいいのかなと悩んだ」と逡巡した経緯を明かしている。しかし蓋を開けてみれば、それらはすべて杞憂に終わった…

「横浜FM戦と比較すれば、守備のミスを抑えることができたし、部分的に改善できた」(フォルカー・フィンケ監督)。前節・神戸戦は指揮官のチーム修正能力の高さが示された一戦だった。屈辱の敗北を喫した第14節・横浜FM戦(0-2)。選手全員でそのゲームの問題点を確認し、1週間のトレーニングで守備時のポジショニングと攻撃時のリスクマネジメントを改善。主将の鈴木も「横浜FM戦で出せなかったことを神戸戦では出せた」と成果を口にした…

焦点は2トップ。“ベスト”で臨めるか
J1を戦い抜くにはあまりにも戦力が心許ないことを実感させ、今後への不安を感じさせる5月の2試合だった。古橋欠場で迎えた第9節・柏戦では、長谷川に的を絞られて起点を作れずに0-0。1-3と敗れた前節・神戸戦では長谷川も欠場。ここまでチームをけん引してきた2トップ不在では、前線での起点作りやシュートまでの攻撃の質が著しく低下することを露呈した…
リシャルデス復帰。堅守・山形を粉砕せよ
前節・磐田戦もリードを守り切れず、3-3の引き分けと3試合連続ホームで勝ち切れなかった。第9節・浦和戦に続く後半ロスタイムの失点――。鈴木監督は試合後に「試合状況、得点差、時間帯などを(把握したプレーを)学んでいかないと勝ち切れるチームにはならない」と課題を挙げている…
[J2]愛媛 vs 山形
……32分、ゴール右から放り込んだクロス気味のゴールに誰も触れられず、そのままゴールに吸い込まれた。後半に入っても愛媛の勢いは衰えず、そのまま試合終了を迎えるかと思った88分、FKを石川がねじ込み同点に。さらにクライマックスはロスタイム……

■愛媛(2位) vs 山形(14位)
小林伸二監督は「見えないプレッシャー」と表現した。勝てば自動昇格の2位以内が確定するという前節・熊本戦。ピッチに立っていたのは、いつもよりもぎこちない11人だった…






