
問題を理解することで、リスクは最小限に抑えられる
J1初のみちのくダービーを迎えるにあたり、山形に不安要素はいくらでもあった。直近のナビスコカップ・磐田戦で0-5と大敗した[4-3-3]の新システムはいまだ発展途上で、磐田同様、仙台にロングボールから裏に走られた場合に、あらがい切れるのかどうか。さらに西河の負傷もあり、最終ラインには新加入したばかりの前田が入ることになり、周囲との連係にも時間が必要だった。小林監督も「昨日(16日)、随分苦しんだ。システムを戻したほうがいいのかなと悩んだ」と逡巡した経緯を明かしている。しかし蓋を開けてみれば、それらはすべて杞憂に終わった…
7年ぶりにJ1に昇格した仙台。開幕戦では08年の入れ替え戦の相手である磐田を破り、第2節でも大宮に圧勝し首位に立つなど、期待の持てるスタートを切った。ナビスコカップは予選リーグを突破したものの、リーグ戦ではここ7試合勝利がなく、14位。この中断期間での立て直しは急務だった。ここではグアムキャンプ中の手倉森監督に、リーグ戦前半戦の総括と中断後の展望について話を聞いた。
仙台にとってナビスコカップ予選リーグの残り4戦は、決勝トーナメントを目指すとともに、リャン・ヨンギ抜きでのチーム作りもテーマになる。依然W杯の北朝鮮代表登録メンバーにリャンの名前はないままだが、リャンは代表候補招集を受け合宿地のスイスに旅立った。

都倉の一撃、ユアスタ沈黙
…都倉をターゲットとして、松岡とエジミウソンが素早くこぼれ球に反応して展開。意図が明確な分プレーの判断も速く、それが円滑な守備から攻撃への切り替えに結び付いた…


先手必勝。清水圧勝
堅守・仙台の自信を砕く5得点
5節を終えて首位に立った清水が、ホームに3位・仙台を迎えた。清水は立ち上がりから攻勢に出る。ヨンセンが高い位置でプレスをしかけてボールを奪うと、小野、本田とつなぎシュート。試合開始後わずか41秒の出来事だった。「選手たちも気合いを入れてゲームをスタートした」と長谷川監督が言うように、清水は攻撃への高い意識を持ち、序盤から試合に臨んだ…
7年ぶりのJ1に挑んでいる仙台。6年間のJ2生活を経る中で主力に成長した選手の一人が、関口訓充である。今回お届けするインタビューは、2月22日、キャンプ地の宮崎で、自身初挑戦となるJ1への意気込みや、武器であるドリブルへの思いなどを聞いたもの。昨季までの主将であるリャン・ヨンギが代表でチームを離れている間、例年以上にプレー面でもコーチング面でもチームを鼓舞する姿が目についていた。
両チームの監督は、試合後会見で二人とも「セカンドボールを拾うこと」と「セットプレー」をこの試合のポイントに挙げた。
前節同様、激しいプレッシャーとサイド攻撃で攻める大宮がペースを握って試合が始まった。しかし、ラファエルの欠場で前線での収まりを欠く大宮の攻撃に、仙台守備陣も次第に対処していった。
イ氏は水原三星時代にチョウ・ソンファン(現・札幌)ら当時の所属選手から「悪魔」と呼ばれたことがある、とのこと。「新しいあだ名は皆さんにお任せします」と語る。筋力トレーニングで「残り5mからがきついけれど、最後の一歩を踏み出す勇気が大切だぞ」と選手を鼓舞するイコーチのもと、J1レベルを目指した体力強化は進む。







