
移籍したばかりのカレンが先制点を挙げて熊本が快勝した。高木監督は「彼の持っている潜在能力がいまのウチには必要だった。コンディションが悪くなかったので先発起用を決めた」。そのゴールシーンは40分、吉井のスルーパスを受けた平木がシュート、GKがセーブしてボールがこぼれた。詰めていたカレンは倒れ込みながら右足をいっぱいに伸ばして押し込んだ…

3得点の快勝も、指揮官は内容に不満顔
…立ち上がりからペースをつかんだのは柏だった。レアンドロ・ドミンゲスや栗澤が、熊本の中盤と最終ラインの間で受けてはうまくさばいて前線の二人に効果的なパスを供給したり、両SBが高い位置まで攻め上がってクロスを入れたりと、前半は「狙いどおりのサッカーができた」(ネルシーニョ監督)…
熊本が好調だ。開幕戦で昇格候補の千葉と引き分けると、その後も”負けない“戦いを続け、前節は草津を下して3位に浮上。
昨季14位のチームとは思えない戦いぶりを披露し、J2に旋風を巻き起こしている。では、好調の要因は何なのか。高木新監督の下、生まれ変わった熊本を検証した。
前線に高さのある選手がいない東京Vにとって、空中戦にメリットはない。ショートパスをつなぎ、ドリブルを織り交ぜた攻撃で徹底した地上戦を挑んでくるはずだ――高木監督がそう考えていると見越していた川勝監督は、その裏をかく作戦に出ている。

――昨シーズンは12位という結果でしたが、チーム内では何位ぐらいまでいけると感じていたんでしょう?
中山:「順位というより勝ち点ですね。45でしたっけ? 最後の試合で勝てば、ちょうどクリアできる感じでした」
山本:「特に考えてなかったですけど…
[J2]山形 vs 熊本
勝てば自動昇格確定の大一番に、襲ってきたのはやはり特有のプレッシャーだった。先制され、追い付いたものの逆転することができず、ホームの1万3,000人を超えるサポーターと昇格の瞬間を共有することはできなかった。山形は4連勝、熊本は7戦無敗。その好調さを支える互いの守備力が前半は目立ったが……

[J2]熊本 vs 仙台
出場停止が明け、3試合ぶりに中盤に山本が帰って来た熊本は序盤、プラン通りに高い位置からプレスをかける。しかし流動的に動く仙台の中盤に対して徐々にチェックがずれ始め、梁、関口をなかなかつかまえることができない状況から、次第に流れは仙台へ。それでも熊本は……

9試合勝ち星から遠ざかっていた熊本が、3位・C大阪に劇的なゴールで逆転勝ち。試合を決めたのは、ともに身長170cmに満たないがスピードと突破が武器の、小柄なFW二人だった。立ち上がりはC大阪のペース。9分、左SB尾亦のクロスに、熊本DF陣の間に走り込んだ小松が詰めたが合わず。17分、18分にも小松が絡んでチャンスを迎え、20分……





