誰もが一度は憧れる海外リーグ。遠くは南米、ヨーロッパから近くはアジアまで、近年の日本では海を渡るプレーヤーが当たり前となった。しかし、今年は例年になくそんな選手たちの“帰国ラッシュ”が続いた。プロ生活の大半を海外で過ごした選手から、数年間プレーした選手までがJリーグに舞い戻り、新たな姿を披露している。そうした選手にスポットを当てる短期連載の第1回は、昨年、日本の永遠のライバル韓国で1年間プレーし、今季水戸に加入した大橋に話を聞いた。

逆転昇格へ。まずは水戸戦に全力
残り15試合の時点でJ1昇格圏との勝ち点差は16。一般的に考えれば状況は極めて厳しいが、札幌イレブンはミラクルを起こすべく目の前の一戦一戦に全力を注ぐ構えだ。「ここでラッキーボーイ的な選手が登場すれば、風向きは大きく変わるかもしれない」と西嶋。「僕らが昇格した07年はずっと首位にいて、追われる立場の苦しさは嫌というほど知っている。上位チームもかなり苦しいはず」とも続ける…
終盤戦、問われる地力。“高崎頼み”からの脱却を
7月から9勝2分1敗という好成績を挙げ、5位につける水戸。今、最も勢いのあるチームと言っていいだろう。チームの好調を支えているのは堅守速攻だ。しっかり守備を固めてから高崎と荒田の2トップの力を生かしてのカウンター狙いが必勝パターンとなっており、前々節にはまさにその形で首位のC大阪を撃破して見せた…

湿り気味の2シャドー。輝きを取り戻せるか
第2クール終盤、C大阪は攻守のバランスを整えて札幌と草津に連続完封。このまま首位を快走と思いきや、第33節・福岡戦、前節・横浜FC戦とアウェイ2連戦でよもやの足踏みが続いた…
「2試合の借りは必ず返す」(木山監督)
「屈辱の2試合」。木山監督は今季のC大阪との2度の対戦をこう振り返った。第1クールでは3-5、第2クールでは2-3という打ち合いを演じはしたが、2試合とも大量失点で敗れる屈辱を味わった。「点は絶対に取れる。あとはいかに失点を減らせるか」と木山監督は語り、「2試合の借りは必ず返す」と力強くリベンジを誓った…

水戸はリスクを冒して攻めに出る
3位・仙台との対戦。勝てば3位と勝ち点4差、負ければ10差。水戸にとって「これから(昇格に向けて)高いモチベーションを持って戦えるかどうかの大きなゲーム」(木山監督)だ。
それだけに木山監督は「引き分けではなく、勝たなければいけない」とこの試合に向け、意気込みを語った。そのためにも堅固な仙台の守備をこじ開けなければならない…
甘さを残すロングボール対策に注目
前回の対戦から1カ月もたっていないが、そのときとの大きな違いとして水戸のエース・荒田の不在という状況がある。しかし前回対戦で仙台が失点を喫した相手は、荒田ではなく現在好調の高崎だった。
その高崎を軸とする今の水戸が、前回の対戦時以上にロングボールを使ってくる可能性は高く、現在の仙台にとってはまさにそのロングボールへの対処能力が問われる試合となる…
連動した守備を90分間持続できるか
2試合連続5失点。水戸はリーグワースト2位の27失点を喫し、6位につけながらも得失点差がマイナスに落ち込んでしまった。
一歩先のスタイルへ
前節の勝利(岐阜戦、3-0)で連続不敗は9試合へと伸びた。課題だった守備も、無失点で勝利を飾ったことで「自信につながる」(西嶋)。

湘南に攻め勝ち、さらなる進歩へ
「荒田がいなくても力強く戦っていけると感じた」と前節終了後、木山監督は手ごたえを語った。第12節・鳥栖戦でこれまで水戸の攻撃サッカーをけん引してきた荒田が骨折し、3カ月の戦線離脱。「戦い方を考えないといけない」(木山監督)という状況のなかで甲府から勝ち点1を奪ったことは大きい…
中盤のキーマン・田村出場停止。総合力が試される
「システムを変えるつもりはない」。今節、チームの要として活躍してきた田村が出場停止となることについての質問を受け、反町監督は強くそう答えた。
以前、[4-3-3]システム採用の理由を「アジエルと田村がいるから」と、反町監督は答えたことがある。湘南のなかで最も特色の出せる選手、そして出す必要がある選手がこの二人だったわけだ。攻撃ではアジエルに自由を与え、田村にはディフェンスラインの前で汚れ役を任せることで今のシステムが可能となっている…
▽FC東京&水戸[練習試合]
FC東京の今年初の対外試合は、4-1の快勝だった。久々の実戦ということでミスも多く内容的には乏しいものだったが、今季初めての練習試合ということで“実戦感覚を取り戻すこと”、“新たなチャレンジにトライすること”を主眼として行われた。城福監督も試合前に……

FC東京vs水戸
[始動レポ]水戸、草津
……絶対的司令塔だった島田がいなくなったということだ。草津残留が既定路線だったはずだが、松本GMと岸野監督による「三顧の礼」で島田に猛アタックをかけた鳥栖に奪われる形となった。08年、チーム総得点の半分以上に絡んだ“天使の左足”を失うことは、客観的に見ても大きなダメージであることは間違いない……

始動レポ




