

後半ノーゴールが続く鹿島
開始1分で岩政が先制ゴール。チーム通算1,000ゴールがあっさりと決まり、カシマスタジアムは祝賀ムードになった。しかし、その後の鹿島はシュートを打てども入らない。結局、両チームが放ったシュートの数は、鹿島が18に対し神戸が5。数字だけを見れば鹿島が圧倒した試合に思えるが、実際はそうでもなかった…

清水先制――。17分、原が積極的な突破で獲得したPKを決めたことが始まりだった。浦和にとっては公式戦6試合ぶりの失点で、清水にとってはこれ以上ない最高のスタート。しかし支配率で上回る浦和は35分、清水が攻撃に転じようとしたときにボールを奪う“攻撃的な守備”から同点ゴールを奪う。山田直、阿部、エジミウソンとつなぎ、エリア内に侵入してきた阿部がシュート。GK西部が防いだこぼれ球をポンテが詰めた。パスを受けた選手全員が“先に動き出している”という信頼関係が生んだ、見事なゴールだった…

どっちに転ぶか分からない―――そんな一進一退の攻防の最中に起きた、28分の出来事だった。秋本のファウルを受けて転倒した田原が、もつれざまに相手に報復行為を行い、一発退場となる。数的不利を余儀なくされた湘南は、首位のプライドをかなぐり捨てて、潔くリトリート。相手の猛攻に晒され続ける戦いを選択することとなった…


“継続”せよ。リスクに怯えて何が残るのか
果たして、学んだことは生かされるのか。
浦和戦は千葉にとっての試験場だ。昨季終盤から継続性を欠くチームにとって“継続”は向き合うべき命題。FC東京戦は白星こそ挙げたものの「こんな戦い方は何回も続かない」と巻が話し、ほかの選手からも同様の言葉が聞かれた。内容を顧みれば、またしても継続に失敗している…
カルテット+α。浦和、高まる完成度
前節・京都戦、浦和は1-0ながらスコア以上の内容で相手を圧倒し、公式戦4連勝を飾った。
フィンケ監督が目指すコンビネーション・サッカーの中心にいるのが、山田直、ポンテ、エジミウソン、原口の魅惑のカルテット。そのうち、山田直は、前節の試合後に右太もも裏に張りが見られたためU-20代表合宿を辞退したが、千葉戦には間に合う見込み…

前節はともに課題を克服する内容で勝利した神戸とG大阪。神戸は0-5と大敗した第5節・横浜FM戦での反省から、メンタル面のケアや、左からの攻撃で決勝点を奪うという明確な修正によって大きな1勝を挙げ、「自信を取り戻すためには勝つしかない」と話していたカイオ・ジュニオール監督の目論見どおり浮上のきっかけを得た…

前節、水戸を抑え込んで初勝利を挙げた横浜FC。「これだけ勝てないと恐怖だった」と戸川が言うように、チームとして新しい戦い方へトライしながら結果が出ずに苦しんでいたが、樋口監督のもと、粘り強く戦ってきた結果、ようやく実を結んだ。それも後半ロスタイムに流れのなかからFWが得点を奪取するという劇的な勝ち方。開幕戦から7戦フル出場ながら結果を残せずに先発落ちしていた難波が決めたことで、チームの士気が向上した…




